別れた先に恋がある!?

幸也のほうも、いつも楽しそうに話しかけるくせに、今日は話しかけようか迷っている感じだ。どうしたのかと、いすに腰掛け、本を読んでる振りをしながら、観察した。すると次のバス停で、同クラの迅唯菜ちゃんがいた。
唯菜ちゃんが見えた瞬間、由梨は慌て出だして、幸也は、ボーっと眺めていて。その様子を見て、一人で納得した。確かに唯菜ちゃんは可愛いし、色々できるけど、私的には裏に何かありそうで、好きじゃない。