別れた先に恋がある!?

無愛想に、

「じゃあね。」

と、言った。でも幸也は、フツーに笑顔で、

「じゃな。」

と、言って、手を挙げながら、家に入っていった。

私は、自分がしたことの可愛くなさを、今更思い返した。だから、ずっとそばにいたのに幸也に、選んでもらえないんだとか確信した。