あの時僕は、今年から高校へ入学するということもあり、夜遅くまでクラスの打ち上げに参加していた。

大好きなあの子の事もみたくて...

ずっと眺めていた

整った顔立ち、長いまつげ、高い鼻、長い髪

飯島 さゆり

彼女はみなの理想だった

何も発言しなくても、自ら動がなくても、彼女は必ずスクールカーストの頂点にいた

あ......

目があった

彼女が近づいてくる

僕のもとにゆっくりと

僕はクラスでも目立たなくていらない存在でいつも学校では本を読んでる

だから彼女とも話したことはない

心臓がどくどく鳴る音がどんどん大きくなっていく

今にも倒れそうなくらい顔がほてる

すると彼女は僕の席の前に座った