「あ?」

『あ?しか喋れないんですかー?
言葉のボキャブラリーがないんですかー?』


「ぼきゃ?………あ゛?」

はん!
分からないからって、
とりあえず威圧してきたよ
この土方

『ボキャブラリーは語彙という意味ですー
つまり、知っている単語や使える言葉が
少ないということですー』

「ああ゛ん?」

『はっ!』

しばらく睨み合っていると、

「おっはよーう!
とっしー!
チカちゃん!

ん?
何見つめ合ってるの?
厠に行きたいの?」

「どーしてそうなるのですか?
近藤さん

もちろん、
土方さんが最低なことして
チカさんを怒らせたんですよ

ね、チカさん?」

勢いよく部屋に入ってきた近藤さんと総司
そして、総司の言葉にはい、と頷く

近藤さんに怒られてしまえばいーんだよ

案の定近藤さんが
「ダメだろー、トシ!フーフーだぞ?」
とわけのわからない言葉でプンスカしている

あはは、混乱

「チカさん、今日は買い物しますよ
それが終わり次第、
チカさんの実力を観させてもらいますから」

『分かりました
買い物は総司とですか?』

「そーだよ
楽しんできてね、チカちゃん!」

と土方といた近藤さんが話の輪に入って答えた

土方には疲労感が漂っていた

だから、とってもざまあと思った

ざまあ