友情というの名の下に

「当たり前じゃん!なんでもっと早く言ってくれなかったの?俺の初めての彼女に初めての子供が出来たんだよ!!嬉しいに決まってんじゃン」


一輝の声は嬉しそうにも聞こえたがまだ戸惑いはあった。


「親は知ってるの?倖が妊娠してること」


「うん。」


「怒ってた?」

「もう。大丈夫だから…。その事はかずは心配しなくて良いよ」

倖はすこし希望がもてるような気がした。


「倖…。」

そう言って手を握ってくれた。

「今までゴメン。もっと早く気付くべきだった。でも俺まだ倖のこと忘れられない。だから、俺の子供産んでくれないかな?」