「流石に襲われた時に何も出来ないのはダルいし。まあ手加減はするよ。護身用ってことで」
「俺はいいとして千晴のことはどう説明すんだよ」
「アンタ通して知り合ったって言えば良くね?」
「…それもそうだけど」
「ハルは私に敬語はなし」
「そ、それはちょっと…」
「いいから。教師のハルが私に敬語なんておかしいでしょ。むしろ私が敬語使わないといけないでしょ」
「それだけはやめてください。分かりました、他の奴らがいる時は敬語はやめます。でも真琴さんは俺に敬語使わないでくださいよ。絶対に」
「分かった分かった」
「それじゃあ行きましょう。静雅さん、失礼します」
「じゃあな静雅」
「おう。気をつけろよ。あ、たまには会いに来いよ」
「はいはい」
静雅に手を振りながら、理事長室を後にする
「それじゃ、行きましょうか」
「ん」
