「ま、それもそうだな。紅龍がお前だってことはバレてねえ」










「だろうな。全部あの家がもみ消したし」












「でも、辞めてねえんだろ?」












ニヤリと笑った静雅












私も同じようにニヤリとして














「ったりまえよ。どうせ奴ら、もう日本にいねえし。帰ってくる気もなさそうだしな」












「そうだな」














「そういやさ、入学式ねえってマジ?どんだけ荒れてんだよ」












「俺らも止めてんのは止めてんだけどなあ」













「なに、そんなにヤバイの?」












「ああ…ってお前知らねえのかよ」













「なにが」