最後に言った一言は声が聞こえない私でもわかった


唇の動きで


「この役立たず」と言ったのだと


私が今まで見てきた「愛」とは偽りのものだったのだろうか


私はただのお飾りだったのだろうか
 

不良品になったら捨てるネックレスのように


障害者になったら捨てるただの「飾り」だったのだろうか