それからしばらく、先輩と布団に包まれながらお喋りをして、
気づけば台風は過ぎていった。
「ごめんなさい……こんな時間まで……」
「いいよいいよ!母さんも知ってるし」
落ち着いた頃には17時になってた。
それまでよく話が尽きなかったなと思いつつ、申し訳ない気待ちが募る。
「あ、服も乾いてます!」
「ほんとだ!良かった」
雨でびしょ濡れになっちゃった服もいい感じに乾いてた。
これなら先輩が風邪を引くことはななそう。
先輩を脱衣所に案内して着替えてもらった。
その間に私は軽く夜ご飯の準備を始める。
……食材出すだけだけど。


