私、今日から先輩に猛アタックします!






「菜奈ちゃん」



「……はい?」



頭の中でぐるぐる考えちゃった……。

名前を呼ばれて顔をあげれば、
先輩の悲しそうな表情が見えた。



「……俺の家、おいで」



「え……?」



「また来てねって、約束したでしょ?」



確かに……した。

すごく暖かいお家だったのを、今でも鮮明に覚えてる。



「菜奈ちゃんの悲しそうな顔、見たくないんだ」



今私、そんな顔してたの……?