「あ、そうだ!明日俺、朝早くに学校行くね」



「お仕事ですか?」



「そうそう。放課後もっと忙しくなりそうなんだ。」



「お伴します!!」



「はは、言うと思った」



でもだから言ったんだよ、なんて
先輩そんなこと言うのずるいです。



「菜奈ちゃんがいれば、眠いの吹き飛びそう」



もちろんですよ、先輩!
この真白 菜奈にお任せください!

持ち前の笑顔と明るさで、先輩の眠気を飛ばしますよ!



それから他愛もない話をしてたら、あっという間に家に着いた。



「あれ、お家の人帰ってきてないの?」



明かりがついてないからか、不思議そうな先輩に1つ頷いた。



「普段から帰って来るの遅いんです。
だからご飯、すごく助かりました!」



そう言って先輩を見ると、なんだかちょっと、いつもの先輩じゃなかった。