その後言葉がなくなった代わりに、爽太くんの手が髪の毛に触れる。



すごく心地いい。



優しく、優しく髪をといてる。



「おやすみ、菜奈」



その言葉とおでこにチューが降ってきたのを確認して、ゆっくりと意識を手放した。