「相変わらずラブラブで」



「龍弥くんも、たくさんお世話になりました……」



「ぷっ。まぁでも、安心したわ」



教室に向かってる途中、そんな会話を繰り広げてた。



「初めてのクリスマスは、爽太くんが忙しくて無理そうだな」



「うん……でも、仕方ないよ、受かってほしいもん
!」



「そういえばどこ受けるか聞いた?」



「あ、都内のね……」



そう、クリスマス、ちょっと楽しみだったんだけれど、

爽太くんが受験生だから100%無理だということに後々気づいて……。



たぶん、部活に出て終わりなんだろうなぁ。