みんなの視線が一気に集まる。

ひそひそ声も聞こえた。
振られたことになってるもんね……。



とりあえず陣先輩に部活の連絡事項を伝えた。



「……何かしようとしてんの?」



陣先輩が小声で尋ねてきたので頷いた。



「……爆弾を、しかけようかと」



「……いいじゃん、かましてこいよ。
何かあったら俺らがいるんだ、安心しろよ」



陣先輩も、背中を押してくれた。

その間に龍弥くんが由良ちゃんを呼んだのか、由良ちゃんも来てて……



小さくガッツポーズをしてくれた。