「……2人?それとも、ぼっちの龍弥と合流するか?」



「え、龍弥くん、1人なんですか!?」



「おー。どうする?」



ちらりと矢島くんを見る。
矢島くんはふっと笑って、



「後で合流で、お願いします」



そう言ったんだ。



陣先輩に案内されて2人掛けの席に。
少し離れたところに龍弥くんもいて、こっちを見て目を見開いた後、すぐに目をそらした。



「真白さんは何を頼む?」



「えと……ココアで!」



「了解!」



そういうと矢島くんは私の分のココアと、自分の分のレモンティーを注文してくれた。