私、今日から先輩に猛アタックします!






「そう、ありがとう」



そう言って先輩はその場から去って行った。



大好きな先輩がいるのに何も反応しなかった私を見て、矢島くんは

「真白さんの言う通りだったね、ちょっと意識してたでしょ?」

なんて、言った。



その後のとこはうろ覚え。



とりあえず衣装を直して、すぐに矢島くんと別れた気がする。



部活にも顔を出して解散。

爽太くんになんて連絡を入れようかと、ずっと携帯を握りっぱなしだ。