「菜奈」
「陣先輩!クラスの方はいいんですか?」
夕方の4時くらいになって陣先輩が部活に来た。
先輩の片手には……携帯?
「爽太の執事姿」
「はっ!!みたいです!」
携帯を受け取って見てみると、たくさんの女の子に囲まれて、困りながらも笑顔の爽太くん。
すごくカッコイイけど……気になる。
周りがどうしても気になっちゃう。
いつもこんな近いんだ……いいなあ。同じクラスって、羨ましいなあ。
「いつもこんなってのも教えたかったんだよ」
「私も爽太くんたちと同じクラスだったらなあ……」
「それはそれで大変だと思うぜー。
ずっとこれ見てなきゃだろうし」
た、確かに……それはしんどい、かも。
「連絡とってんの?」
「あ、いえ……ほとんど……受験生で予備校も忙しい見たいですし、理解はしてるつもりです!」
「そっか」


