「……キスできないし、大丈夫かな」



「??」



「いいよ、朝起きるまで側にいてあげる。
だからゆっくり休んで?」



わがまま……きいてくれるんですか?



「絶対?」



「絶対に。だから、おやすみ」



「おやすみ、なさい」



ゆっくり目を閉じると、爽太くんの大きな手が頭をなでなでしてる感覚がして。

でもそのまま夢の世界へと吸い込まれた。



爽太くんが今日一日いてくれる。



それだけで一気に寂しい気持ちもなくなった。