その後はちょっと恥ずかしくなりながらも、新しい呼び名でお昼休みを過ごした。
教室に戻って龍弥くんと由良ちゃんに報告。
龍弥くんの方には先輩から感謝のラインも届いたと言ってた。
「いつか呼び捨てで呼ぶ日が来るかもね〜」
なんて由良ちゃんは言いながら、
私の頭をわしゃわしゃした。
「今はまだ、知ってる人が一部だから良いけど……もし周りが知った時どうなるか、私にも分からない」
その言葉で、やっと先輩の付き合ってることは黙ってようと言った意味も理解したんだ。
先輩は私を、守ってくれたんだ。
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