何度目の春かな こうしてあなたを思って桜を見上げるのも 悲しい気持ちになるのにも もう随分慣れて 目を閉じてまぶたの裏に映し出される景色 思い出の場所 思い出の時 隣で笑ってたあなたはもういなくて 何度も「すき」 といって抱きしめてくれる腕 「私も」 と言い返せば照れて赤くなる耳 すべてが愛おしくて 手を伸ばせば届きそうで 貴方がくれた色は 私の世界で色あせることはないから ___