なんとか声にでたのは、お礼の一言。


そして、花束に手を伸ばした時
男の子が私の腕をグイッと引っ張って
ぎゅっと抱きしめた。


『・・っ!!』


「絶対、誰のものにもならないで
 待ってて」


『・・・・・』


「来年、必ず迎えに行くからっ」