もう一度、あなたに恋していいですか

もどかしい子達だ。
純粋に思いあっている。
そんな恋愛もあるんだな。
…少し羨ましい。

気づけば八木昴くんはいなくなっていて、彼女ひとりになっていた。

なんでそんな、切ない表情をしているんだ。
思いを伝えたら両想いのはずなのに。
幼馴染みというのは、そんなに複雑な関係なのだろうか。

「青春だね~羨ましい」

話しかけるつもりはなかった。
でも気づいたら彼女に話しかけていた。

「さ、西條先生」

彼女の瞳に僕が映ったのは2度目のことだった。

僕はいつのまにか彼女に興味を持っていたんだ。
1年前のあの日からずっと。
今まで接してきた女性とは違う、純粋な彼女に。


そして次の日から彼女は、保健室によく来るようになった。