もう一度、あなたに恋していいですか

それから約1年。
僕がふと裏庭のほうを見ると、男女ふたりが何か話している。

柏木寧々さんか。
また告白か。
モテモテだな。

そう思っていたが、いつも告白されている時の彼女の雰囲気とは違った。
もしかしたら妹の柏木美々さんのほうか。

「柏木」

「うん?」

「俺と付き合ってくれないか」

姉とは違い告白され慣れていないのか、彼女は顔が真っ赤だ。
そんな赤くなってたらokかと勘違いされてもおかしくない。

「え!?」

「だめか?」

「ちょ…待って!私、中川くんとほとんど話したことないよ?なんで…」

「前から可愛いなって思っててさ」

ちょっと待って中川司郎。
この前姉のほうにも告白していなかったか?
これは姉で玉砕して妹に行ったのだろうか。
ひどい男だ。

「私…」

まさかokする気ではないよね?

僕が思わず出ていきそうになったその時だった。

「中川」

八木昴くんだった。
彼も様子をうかがっていたのだろう。