ドキドキしながら教室のドアを開ける。
もう中学のときとは違って、ドアを開けるのはこわくない。
それなのに、なぜか手震える。いつまでも過去を引きずってしまう弱い自分に腹が立つ。私は、勢いよくドアをあけた。
教室にいるひとはあまり多くない、早く来すぎたかな…?
教室は、窓が大きく桜が見える。
席に着くと、隣の子が話しかけてきた。