ん?
だあれ?
自分の席に行ったら、知らない人が座ってた。
しかも、イヤホンして頬杖をついて窓のその見てる。
why?
なんなのかな?
意味が分かんないよ?
声かけてみよ。
『あの。』
「...」
聞いて...ない?
まぁ、イヤホンしてるしね。
もうちょい、大きい声で呼んでみよ。
スゥーッ
『あの!』
「なに?」
返事した。
ていうか、美形だわ。
顔のパーツが、腹立つくらい整ってる。
「用無いの?」
あ。忘れてた。
『私の席。どいてくれない?』
「あぁ。わりぃ。」
ガタンッ
「どぞ。」
『ありがとう。
貴方、案外あっさりね。
予想と違ったわ。』
はい。言ってしまった。
ヤバイかも。
「は?お前、予想してたワケ?」
つっこまれた...。
『ま、まぁね。』
「ふーん」
あれ?
思ったより反応薄い。
まぁ、なんかされるよりましか。
「じゃ、行くわ。じゃな。」
『あぁ。うん。じゃあね。』
行っちゃったよ。
まぁ、いいけどね。
もうすぐ入学式かな?
どんな高校生活になるんだろ...。

