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今ね、門の前にいるんだけど、やばい。






すっごい、大きい。





まず、敷地面積が広い。






ほんと、びっくりする。




ピリリリリリリリリ ピリリリリリリリリ


あ。電話。お母さんからだ。


『もしもし』


《あ。莉緒?言い忘れてたんだけど、理事長室に行ってね。》


『は?なんで?』


《ふふふ。それは、行ってからの、お・た・の・し・み?? それと!理事長は知ってる人だから?。遠慮とか無しね。》


『うん。わかっ《じゃ、ばいばーい!》ブチッ って聞いてよ。』



ほんと、お母さんは自分勝手なんだから。




じゃ、行きますか。



先にクラス見ちゃお。



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んーっと。クラスは.....




あっ!!!














Sクラス?





って何?






まぁ。理事長室、行くか。






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コンコンコンコン


「どうぞ。」


ん?




この声って…。



ガチャ ||.c( ゚ω゚`|



「失礼致します。」



ムギュウ


ん?




体に何かがへばりついてる。




『あれ?涼ちゃん?』


「うん。そうだよ。」




なんだぁ。




涼ちゃんなのか。




「莉緒。今日から高校生だね。ニコッ」




やば。




かっこよ?



『うん。あ。Sクラスって何?』


「あぁ。そういや、莉緒はSクラスだったね。

Sクラスは、頭脳・運動・容姿・特別教室の4つが揃って、コソ入れる特進クラスだ。」




へぇ。



頭脳は、まぁまぁ、中学までは学年首位だったから、わかるわ。



運動も、結構出来ると思う。中3の50m走は、6.21秒だったしな。



容姿は、無理だよ。無理無理。超ブサイクだもん。



特別教室は、よくわかんない。



『ねぇ。涼ちゃん。私、Sクラス、無理だよ。容姿、ダメじゃん。ブサイクだし、短足だし。』


「はぁ。まぁ。いいの。他に質問は?」


『あぁ。うん。特別教室って何?』


「それは、理事長の家族か、芸能人かってこと。莉緒は、俺の家族!!!」


『そっか。じゃ、教室行くね。』


なんか、長話しちゃったな。


ていうか、まさか涼ちゃんだったなんてね。


「待て。ココに来た用を話す。莉緒。お前には、




新入生挨拶をしてもらう。



あと、担任は呼ぶ。」



ん?新入生挨拶???????


『新入生挨拶をするの?私が?』


「あぁ。そこに、紙を置いてある。ソレを見ながら言ってもらう。」


これね。




えぇ!!!



やばい。難しい漢字、言葉ばっかりだ。





ピーンポーンパーンポーン


「あー。安堂先生。至急理事長室まで。10秒以内にね。」



ピーンポーンパーンポーン



10、9、8、7、6、5、4、3



バンッ



来た。


あれ?



『龍ちゃん?!』



「おお。莉緒。ていうか、涼介。あの呼び方やめろよ。死ぬかと思った。」


「へーい。莉緒を教室に連れてけ?。」


「ああ。行くぞ。莉緒。」


『はぁい。涼ちゃんばいばーい。』


「おう。いつでも来いよ。」