「・・・
わかってるよ・・オレだってもう我慢できそうにない・・」
諒はちょっとイジワルそうな顔で私に答えた。
私はさっきから言ってたことが急に恥ずかしくなってきてうつむいた。
それでもまだ・・身体が熱い・・。
「・・おいで・・?」
諒がやさしく私の手をとりまた歩き始めた。
なんだかさっきのキスでちゃんと歩けない・・。
足下フラフラ・・。
次はどこへいくんだろう・・。
赤い顔してフラフラ歩く私の姿は周りから見て明らかにおかしい・・。
だけど、周りには人影ひとつも見当たらなかった。
ホントに人が全く通らない。
そして諒は脇目も振らずまっすぐ歩いていき突き当たりにある建物の中にはいっていった。


