「ちょっっっ!!!」 口をパクパクどころじゃないって・・! 空いた口が塞がらないってこういうこと!? もう、一体なにしてんのよーー!? 「よし、いくぞ!」 え!? ええっ!? どこにーーーー!? ちょっとホントに意味わかんない! いくら人がいないからってここ一応学校よ!? しかもこのお姫サマだっこ・・・。 そして諒は教室のドアを思いっきり開けた。 「美術室・・・?」 諒が連れてきたのはさっきまでお兄ちゃんと話し込んでいて私が立ち聞きをしていた場所だった。