胸いっぱいGYU


「・・・・?

・・は!?」


私・・今、絶対顔真っ赤だ・・。

自分でもわかるくらい熱い・・。


もう、いやだ・・私こんなの慣れてないんだって・・。



「・・プッ・・」


は!?

今『プッ』って笑った!?

ちょっと、何!?

この大爆笑を我慢してるかのような顔!



「ーーーーーっっっ、
もういいっ」


私は恥ずかしくてその場からズカズカと早足で逃げ出した。


もう、信じらんない!!

どこまでバカな男なのっ!?



「ーーーーーー!?」


後ろからふわっと優しく抱きしめられた。

あまりに予定外で口をパクパクさせてしまった。


「・・・やっぱ、かわいいな・・」

そう言って諒はそのまま私の身体を抱きかかえた。


・・・つまり・・一般的に言う・・


『お姫サマだっこ』