「ついて来てくれてありがとう。朝練の時間省いちゃってごめん。だから手短に話す。私いつか貴方に振られると思ってた。でも、私は貴方が好きだったから私から振ろうとは思わなかった。」




彼は驚いていたきっと私が依庵に振られる事気づいてたからだろう。



でも、時間がない早く話さなきゃ...。



「私にももう貴方は必要ないわ。こんな事が言いたかったのか?とかそんな事思わないで、私の話を聞かないで自分だけ話して帰っていくから悪いのよ。貴方が最近色んな女の子と遊んでるそう言う噂が流れる様になってから私はクラスや学校中の人から"偽りの彼女"なんて呼ばれてたの気づいてないでしょ。その事で私結構傷ついてんだよね〜。だから別れを切り出してくれて助かったわ。言いたいことはそれだけありがとうそしてさようなら。時間とってごめんね」





ずっと依庵の顔を見て話していた
けど思ってないことを言うのが辛すぎて最後の最後は依庵の顔を見ないで逃げて来てしまった。





依庵はきっと何かを言おうとしていたけど、弱い私は彼の言葉を聞いた瞬間泣いてしまうそう思った。