「おはよう、お母さん、お父さん。」
「「おはよう、愛華。」」
階段を下りた先、リビングに行くと、共働きの両親が通勤の準備をしていた。
「愛華、朝ごはんは置いておくからね。あとーー」
わかった、と言おうとした私は、続いたお母さんの言葉に固まった。

「倉庫に行くのもいいけど、明日から学校だから文房具とか用意しといてね。」


え?



中卒ニート生活は、1ヶ月足らずで突然の終焉を迎えた。