ぴぴぴぴぴぴぴp(ポチ
「んぁー……はぁ。」
おはようございます、姫咲愛華、16歳です。只今A.M.7:30となりました。え?高校生が起きるには遅くないかって?
……いいんですよ。春休みに所属している族の百龍で代替わりがあって、幹部候補から総長になった私は、記念の走りで進学が決まっていた学校にバレて、入学許可取り消し処分になったんです。……泣いてないです。

いやー、でもきつい。何がキツイって百龍のメンバーはみんなそこそこ悪い学校いってるからお咎めなしでも、私が行く予定だった所は大学進学率も高めの優秀な学校だったもんだから、バイクで集団走行とか1発アウトだった。みんなは高卒はできるのに私は中卒とか……将来何すればいいんだろう。

「あーいかー! 起きてるなら下りてきてー!」
ベッドでぼーっとしていると階下からお母さんの声が。
「はーい!」

一体何を言われるのだろう。あんまり大変な事じゃないといいな。


………今思うと、これって完全にフラグなわけですが。