今日は光輝が地元を出る日…。


ついにこの日が来ちゃったか…



私は光輝のためにアルバムを作った。
何日も徹夜で頑張った


彼女じゃないくせにって言われたらどうしよう
なんて思った

だけど何か渡したくて




「光輝…これあげる」


「まじで⁈チョーうれしい」


またこの笑顔が見れた。
徹夜のキツさなんて全部吹き飛んじゃった。





「美香。ちょっと来て」


光輝から連れてこられたのは
初めて2人で話したあのマンションのスペース。




何回も来たからもう1人で登れるようになった。




え?

「1人で登れるよ?」

光輝が最初の時のように手を差し出してくれた




「いいから」





少し光輝が照れてるように見えたのは気のせいかな…。