私は可愛すぎる

だったらなんで私に構うのかしら。
だって私はお嬢様で何も知らない世間知らずなのに。
請也はモデルでなんでも知っていて私とは生まれた時から違うのに。
それでも請也は私の傍にいてくれる。

「ありがと。」

自然と口がそう動いた。
私は自分でもびっくりした。だけどそれ以上に請也がびっくりしていた。

「なんで。」

請也に聞かれた。

「いや、なんでもないわ。気にしないでちょうだい。」

「そんなこと出来ない。だって美世から初めて言われたから。」

「そんなこと言わなくてもいいから。」

「ごめん。」

請也は寂しそうに言った。

私は何故かモヤモヤした気持ちになった。

「もう帰ってちょうだい。」

「うん。わかった。」

今日はそれだけで終わってしまった。
請也が帰るのを見たあとに私はすぐ
深い眠りへと落ちていった。