屋上に向かう間、どういう風に伝えよう?

とか 返事はいらないかな とか 色々考えた

考えている間に屋上に着き、いよいよその時

が迫っているのだと感じるとまた臆病になる

でも決めたことはもう曲げない

「えっと話って何かな??」

大きく深呼吸をする

「いきなりでごめんね

ずっとずっと好きでした」

「!? 水野さんが俺の事を…⁉︎」

どうしてそんなに驚くことがあるのだろう

薫と仲がいい私に告白されて、自分は薫の事が

好きだから、私の告白を断って私と薫が

気まずくなったら…

と思っているのかな

「村上君に好きな人がいることは

分かってます! でもどうしても言いたくて」

「俺に好きな人…?」

「? 村上君は薫が好きなんでしょう?」

「え!?どうしてそうなったの!?」

「え?違うの?

だって最近一緒にお昼食べてるじゃない」

「そ、それは…色々あるんだよ…」