もしもがかなうなら わたしは

「ふーん。ねえ。もしかしてあの2人のこと?」


莉子が私のさっきまで見つめていた2人を指差す

「ま、まあね…」

「そうなんだ。本当に薫ってなに考えてるんだ

ろうね〜〜 亜美が村上くんの事好きなの本当に

知らないの?」


「知らないと思うよ、伝えてないし…」

莉子は私が村上くんのことが好きだという事を

知っている唯一の友達だ。

村上くんは、優しくて面白くて勉強も出来て、

そして爽やかイケメンさんなのである。

こんな人が高校に入ればモテないわけがなくて

高校のアイドル的存在なのですよ!!

薫が村上くんと仲良くなり始めたのはいつから

だっただろうか。私が好きになってから?

それより前?全然思い出せない…‼︎
でも、もしも、

本当は私が村上くんのことを好きだという事を

知っていたとしたら? 薫はどうして?

「ねえ、莉子?」

「ん?なに?」

「私ね、いつもあの光景を あぁ、またか

今回も諦めるしかないのか

って見ながら思ってた。

それって間違ってるのかな、、?」

「うーん、私は亜美じゃないから亜美の気持ち

までは理解してあげられないけど間違ってる 間

違ってない は他人が決めるんじゃなくて、恋を

してる本人が決める事だと私は思うよ」