屋上からの帰りに、気になった事を聞いてみた

「あ、ねえ、最近薫とお昼ご飯食べてたのは

何でなの?」

「ん?あー!それはちょっと待ってな〜〜」

彼が教室へ入って、何かを持って戻ってきた

「はい、ハッピーバースデー 亜美 !」

「え、ええ、? たん。じょうび?」

驚いた、何で知っているのかも驚きだが

まさかプレゼントがあるのが一番の衝撃だ

「いやぁ、本当は誕生日プレゼント渡して

告白しようと思ってたけど、

亜美に先越されちゃったからなぁ〜

サプライズ失敗だったな!」

さっき止まった涙がまた溢れてくる

そうだ今日は誕生日だすっかり忘れてた

本人が忘れてる誕生日を覚えていたなんて…

「ありがとう!本当に嬉しい!!!!

中身、開けてもいい??」

「どうぞ〜たいした物じゃないけどな」

なんて彼は苦笑するけれど、あなたからの

プレゼントなら何でも嬉しいんだから

中に入っていたのは、最近有名なブランドの

ネックレスだった。