もしも もしも

私がとっても可愛い女の子だったら

今の私はどんな人生を送っていたのだろう

〜第1章 もしも 私が 可愛かったら〜

「あぁ、どうしていつもこうなんだろう」

学校の窓から見える景色を見て

私は落胆の声をあげた。

窓から見えるのは、私の好きな人と私の親友が

2人で仲良くお昼ご飯を食べている という

なんとも少女漫画的展開の光景だ。

こんな事を思うなんて少女漫画の読み過ぎ?笑

そうだ、自己紹介が遅れました

私は 水野亜美(みずの あみ)

高校三年生のどこにでもいるの女子高生です!


そして私の眺める先にいる男女は、

私の好きな人 村上 直也 (むらかみ なおや)と

私の親友折山 薫 (おりやま かおる)

村上くんとは中学校も同じだったし、

高校に入ってからも委員会とかで同じだったし

今回はこの展開は回避できた気でいたのに…。

やっぱり薫には叶わないや。