耳が聞こえないとわかり、手術を受けてしばらくした日。


母は、ある事で悩んでいた。
それは


保育園。学校。
この時の母は、耳が聞こえない子専門の学校があるなんて知らなかったのだ。


まずは、地域の保育園にしようか考えたがやめた。

「ひまわりが言われてる事、勉強の内容とかがわからなかったら可哀想じゃん…。」

そう言って父に説得した。


ある日、手術を勧めた院長に学校の事について相談した。


「学校ならね、耳が聞こえない子が通う学校があるんですよ。この辺だと姫路聴覚特別支援学校があるんですよ。」


そう言われ、その学校の事について詳しく調べた。
保育相談部という1歳、2歳の子が入る部から高等部までこの学校にあるのだ。
先生みんな手話を使って勉強などを教えてくれるらしいのだ。



結果、その学校に入る事になった。


ひまわり2歳。9月頃。学校に入学。