塾カレ

キーンコーンカーンコーン





「おーーーっし、終わるか!!」



「はい!ありがとうございました!」




「今日は車かな?気をつけて帰れよ~」




私は会釈をして出口へ向かった。




あの人、もう帰っちゃったかな?




くるっと後ろを振り返り、いないことを確認する



いない…今日は会えなかったか…






とぼとぼ塾を出て、エレベーターへ向かう途中、小学生くらいの男の子の声が聞こえた。





「お兄ちゃん早く!エレベーターきちゃうよ」


「ああ。」




前を見ると、予想通り小さな男の子と、スラッとした背中の男性…









そう、あの日の人がいたのだ…