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桜が舞う心地良い風が吹く中

私は高校生になった
















「まなみぃーーーー!何組だった?!」





入学式の時に貼りだされるクラス発表
学校で待ち合わせしていた
親友の浜島瑠唯(はましまるい)





「まな3組だったよ!!!」
「え!!!!嘘でしょ?!一緒じゃん!!」





「「「「イエーイ!!」」」」





るいとは小学3年生の時から仲良くなり

ずっと喜怒哀楽を共にしてきた所謂私の大親友

周りからもレズなんじゃないかと思われるくらいいつでも一緒で

そんなるいと高校スタートでのクラスが一緒なんて

るいちゃんとはもう離れられない運命?!?!






入学式ではるいとコソコソ話してばっかりいて

まだ友達探ししてない

入学式が終わってクラスに入って周りを見渡してみる



「まなみ。。。うちのイケメンクラスいないね」
「うん。るい大丈夫だよあとクラスは5つあるから」
「そっか~!だいぶ多くなったよね~」
「帰りはずっと憧れてた寄り道をして帰ろーう」
「どこ行く!?!とりあえずプリクラいこう!!」




ブランドJKになったってことでテンションあがり

はしゃぎまくった私達は時間を忘れ

お互いの親から「帰って来なさい」との1通

今日は気分もいいから帰ることにした





中学校とは違って電車通学の私達

高校に入って引っ越した私は

るいの降りる駅からはほど遠い駅で

帰りは一人になる時間が長いから

イヤホンをつけ大きめに音楽を流し

目を閉じるんだ