夜中、3時。

ライブ終了後5時間が経過した。

様子を見に行ったマネージャーがOKサインを出す。

ふう、やっと帰れる。

粘ってくれるファンは嬉しいけど、

ちょっと長すぎだよな、、、

今度マナーを守れって曲でも作ろうか笑


みんなで話しながら楽屋を出た。

歩いてマンションに帰るのだ。

全員同じマンションに住んでいる。


裏路地に入る角を曲がった。

すると。

「キャー」

明仁が飛び上がって悲鳴をあげた。

「幽霊、、、!」

そこには女の人が立っていた。

幽霊じゃなくて、普通の女の人が。

俺たちと同じくらいの年齢だと思う。