19:43
『エレベーター内』

ポーン………



藤田「陽菜先生、ちょっと顔色悪くないですか?」




陽菜「そうかな?大丈夫だよ!」



藤田「ちゃんと休憩して下さいね!」



陽菜「ありがとう。そういえば、こないだ喧嘩してた彼氏さんとはどうなったの?」




藤田「あ!実は…結婚することになりまして…」




陽菜「うそ!!!おめでとう!!」




藤田「まだ、誰にも言ってなかったんですけど…笑」




陽菜「そうなの!なんか一番に聞けてうれしい笑」




藤田「結婚前から、一番最初に報告するのは陽菜先生って決めていたので!!」




陽菜「すごい嬉しいよぉぉぉ(;_:)」




藤田「それで、いろいろと先生に聞きたくて…結婚式とか…7月の予定なんですけど…」




陽菜「うん!私でよければ!!!!」




藤田「先生の空いてる日でいいので、お茶でもどうですか?」




陽菜「いいね!!!じゃあ、家に遊びにおいでよ!!前から遊びに来たいって言ってたし笑」




藤田「行きたいです!!!!いいんですか?!?!」




陽菜「うん。それで休みがかぶる日あるかな………」




藤田「今週は、明後日の安全講習の後が休みです!!!」




陽菜「明後日!私も休みだよ!よかった、なかなか合わないもんね笑」




藤田「こないだもダメだったし…おうちにお邪魔してもいいんですか?雄輝先生のご迷惑じゃ……?」




陽菜「大丈夫だよ!遠慮せずにどーぞ笑 今のうちに時間とか決めとく?」




藤田「ありがとうございます!!そうですね笑」




陽菜「うーん…じゃあ…14時くらい?」



藤田「そうですね!じゃあ14時で!」




陽菜「講習の後病院から行く感じにする?ちょうど車だし笑」



藤田「はい!楽しみです~!!!!!!」




陽菜「結婚式のカタログとか持ってるの?」



藤田「一応持ってるんですけど……よくわからなくて……」



陽菜「うんうん、すごい悩むよね笑 旦那に優柔不断がここで発揮されたねって言われたもん笑」



藤田「私も優柔不断だから…やばいかも~笑」




陽菜「でもそういう時間が楽しいんだよね笑」



藤田「そうなんですよね~笑」



陽菜「そのうちのろけ話でも聞かせてよね笑」



藤田「はい!!!!!のろけますから覚悟して下さいね!!笑」




陽菜「うん笑」



藤田「じゃあ、明後日!!雄輝先生に連絡忘れないでくださいね!!」



陽菜「はーい。ありがとね!」








19:51
『心臓血管センター 医局』



陽菜「お疲れさまでーす」




局員「「お疲れ~」」



成瀬「陽菜先生、さっき雄輝先生から電話ありましたよ」




陽菜「うん、それで藤田さんが呼びに来てくれて笑」




成瀬「そうだったんすね笑」




陽菜「うん笑」




プルルル………

雄輝(もしもし、伊戸川です。)





陽菜「もしもし。」





雄輝(陽菜………電話繋がらないから心配した。)





陽菜「ごめん。充電が切れちゃって……充電器も忘れちゃったから…」




雄輝(そっか、じゃあ俺の充電器使えば?医局のデスクにあると思うよ。)




陽菜「ほんと?助かる!」




雄輝(ん。夜食べたか?)



陽菜「ううん、いろいろ呼び出しかかっちゃってまだだけど、もう少ししたら先輩のとこに行こうと思って!」




雄輝(少しは成長したな笑 前だったらそんなことも思わなかったけどな笑)




陽菜「も~、あ、そういえば…明後日美穂ちゃんが家に遊びに来ることになったよ!」




雄輝(そうなんだ。明後日って安全講習じゃなかったっけ?)





陽菜「うん、終わった後にね。ちょうど車あるしさ。」




雄輝(そうだね笑 あ、それで明日なんだけど、仕事が早めに終わったから早めに帰れそうってことを電話したんだよ。)





陽菜「あ、そうだったんだね。一度病院戻ってくる?」





雄輝(うん、いろいろ荷物あるし。多分お昼前までには帰れると思うよ。)





陽菜「分かった。気をつけてね。」




雄輝(うん。陽菜もな。)




陽菜「はーい。あ、後で充電器借りるね。」




雄輝(ん、あとでメールするわ。)




陽菜「ありがとう。じゃあまたね。」




雄輝(じゃあな。)



ピッ…




高瀬「おっ、陽菜ちゃん戻ってたんだ!」





陽菜「あ!高瀬先生!遅くなっちゃいました!!ごめんなさい~!」





高瀬「ううん、かまわないよ。急ぎの用件じゃないし笑 そういえば、雄輝と連絡取れたの?」





陽菜「はい、スマホの充電器を忘れちゃって…ここから電話しました笑」




高瀬「そっか笑 嫁に連絡がつかないんですけどって心配してたからさ笑」





陽菜「一言目に言われちゃいました笑」





高瀬「そりゃそうだろ~俺でも言ってるよ笑 それで、充電器どうするの?俺、こないだ家に持って帰っちゃったんだよな…」





陽菜「あ、あとで雄輝の充電器を借ります笑」





高瀬「ほほえましいな~笑 そうだ、この後大丈夫?」





陽菜「はい!大丈夫です!」




高瀬「ん、じゃあっちで笑」









高瀬「そういうことなのでよろしくね~」





陽菜「はい!」




充電器借りに行かなきゃ!










陽菜「呼吸器センターに行ってきます!」




局員「「いってらっしゃい~」」










20:50
『呼吸器センター 医局』
コンコン…



陽菜「失礼します。」




石井「はーい。あ、陽菜先生どうしたんですか?」





陽菜「携帯の充電が切れちゃって…充電器も忘れちゃったの借りに来ました笑」




石井「そうなんだ~まぁ適当にゆっくりしていきなよ笑」





陽菜「はい笑 ありがとうございます笑」





石井「あ、雄輝から聞いた?明日早めに帰れるらしいよ?コーヒー飲む?」






陽菜「あ、ありがとうございます!はい、さっき電話したら言ってました!」






石井「いいね~ラブラブで笑 はい、どーぞー笑 あんまりあいつのろけないからさ、つまんないのよ笑」





陽菜「そんなのろける話題はないですよ~笑 新婚じゃないし笑」





石井「またまた~そんなこと言っちゃって~笑」





陽菜「ほんとないですよ!笑」












ブーブーブー………



陽菜「ちょっとすいません。」





石井「はーい。」





陽菜「はい、伊戸川です。」





看護師(お忙しいときにすみません。807号室の今井さんなんですけど、夕食後から胃痛を訴えてまして…一応報告しておいたほうがいいと思いまして…)





陽菜「分かりました。後で様子を見に行ってみます。ありがとうございます。」





看護師(ありがとうございます。お忙しいのに失礼しました。)





陽菜「はーい。」




ピッ



石井「呼び出し?」




陽菜「呼び出しってほどではないんですけど…患者さんが胃痛を訴えてるので後で様子を見に……」





石井「大変だね…ごめんな、長々と引きとめちゃって!」





陽菜「大丈夫です、楽しかったので笑 コーヒーごちそうさまでした!石井先生もたまには遊びに来てくださいね!」





石井「ありがと~笑」





陽菜「おじゃましました~」





石井「はーい(^.^)/~~~」



ガラガラ……




今井さんの様子見に行ってみようかな……






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