「「葉瑠華!」」 『わっ!ちょっ、めっちゃびっくりした!』 そんな私のリアクションにニッコリと微笑む彼女は田口久美「たぐちくみ」。 同じクラスでバスケ部の副部長を勤めている。 そんな久美に私は軽く背中を押され、びっくりした。 「「今日もいい天気だねっ☆」」 久美は私の隣で空を見上げ歩いている。 『そうだね!』 私も同じように空を見上げ歩いた。