好きになんてならないからっ!

どうしてこんなにも、心が痛いのか。
俺にはその答えが分からなかった。


いや、本当は分かっていたのかもしれない。
でも、その気持ちに気づきたくなくて。



1人教室に取り残された俺は、しばらくその場所から動くことが出来なかった。



いや、正確に言えば動く気もおきなかった。