唯のその言葉に背中を押された。


『ありがと、唯。
本当に唯にはいつも助けてもらってるよ!』



言ってくるね。
ちゃんと自分の気持ち言わなきゃ。



「よかった、呼んでも反応しないから来てくれねぇかと思った。」



先輩の弱々しい声が聞こえた。



「とりあえず、ここじゃ目立つし移動するぞ」



『はい。』



私なんて言われるんだろ。
でも、なんて言われても自分の気持ちを伝えよう。もう、逃げたりしない。