『唯!私大翔のこと怒ってないから!
むしろ、私が大翔の事たくさん傷つけてたからっ!

だから、大翔だけが悪いわけじゃないの!』



お願い。私の思い届いてよ。



「沙羅っ。あんたってほんとお人好しなんだから。」



呆れた声で言ってきた唯を見ると、声とは全く違う優しい顔をしていた。



『えへへっ』



よかった。唯が落ち着いてくれて。
これからどうしようかな、私先輩のこと忘れられるのかな?