マジで情ねぇな俺。
『俺、行ってくるわ。』




沙羅ごめんな、沙羅のことよく見てたはずなのに気づかなきゃいけないことに気づいてやれなかった。




「行ってこい。」




俺の親友は大人だった。
いつでも俺のことを考えてくれてた。



まだ、間に合うはずだから。



「沙羅ちゃんのこと好きとか嘘だけどな笑」


そんなことを
後ろで大志が言ってたなんて知らなかった。



大志に言われて沙羅を追いかけたけど、そこに沙羅はいなかった。