「そう。やっと気づいたの?」



え?やっと気づいたって…
『唯は知ってたの?私が先輩の事が好きだって。』



「気づいてたに決まってるでしょ。
何年親友やってきたと思ってんのよ。

うちをなめないでくれる?」



唯。いつもそうだ。
唯は私のことをよく見てる。


『どうすればいいのかな?』



先輩に振り向いてもらうには…
「そんなの、アピールするしかないでしょ!

今まで先輩が沙羅にしてきたように。」