(眠い。。)
(校長先生の話長すぎ。)
そう思っていたら渡辺くんがとなりで堂々と寝ていた。
(遅刻するわ、寝るわ逆に清々しいな。)
結局、渡辺くんは式の間の8割は寝て過ごしていた。
教室へ戻って時間割やクラブ活動、成績のことについて説明があった。
私は高校でもバスケ部に入ることを決めていた。
先生の話なんか右から左へって感じで、クラブ見学のことで頭がいっぱいだった。
「渡辺くんは入る部活とか決まってるの?」
「中学はサッカーだったから高校でもサッカー部に入ろうかなって考えてる。」
「細いから相手と当たったら折れちゃいそうだね(笑)」
「初対面なのになかなかはっきり言ってくるね(笑)」
「ごめん!気悪くした?」
「ううん。むしろ、そうやってはっきり言われる方が俺は好きだから大丈夫だよ(笑)」
「なんだ〜!焦ったじゃん!(笑)」
「ごめんごめん(笑)」
こうして話しているとホームルームが終わり解散となった。
「じゃあね!渡辺くん!」
「バイバイ!あ、修太でいいよ。俺も凛花って呼ぶからさ!」
「わかった!」
(修太とは仲良くなれそうだ〜!)
友達を1人ゲットした私はウキウキしていた(笑)
そして私は、楽しみなクラブ見学へ向かった。
